金銭等を求める不審な電話が掛かってきた際には,言われるままに応じることなく,相手の氏名や連絡先,用件を確認して一度電話を切り,必ず関係機関等に事実を確認してください。
1 オハイオ州内で,邦人が被害者となる米国内国歳入庁(IRS)を騙った詐欺事件が発生しました。
2 具体的には,IRSを騙る者が,電話で「あなたは4,000ドルの税金を滞納している」「本日中に滞納額を支払わなければ逮捕することとなる」「その後はビザがキャンセルされ,国外追放となる」「今すぐに4,000ドル分のAMAZONのプリペイドカードを購入し,番号を教えて欲しい」「このことは親兄弟を含め第三者には絶対話してはならない。もし話した場合は逮捕する」と伝え,速やかに店舗でプリペイドカードを購入し,記載番号を電話で伝えるよう求めたものです。
3 通常,税金の未納等に関する行政通知は文書により行われ,身柄拘束や査証のキャンセルをちらつかせ電話で金銭等を求めることはありません。また,政府機関がプリペイドカードやデビットカードで支払いを求めることもなく,電話でクレジットカード番号を聞くこともありません。
4 皆様におかれては,上記のような不審な電話を受けた際には,以下の点に十分ご注意願います。
○言われるままに応じない。
○慌てることなく、相手の役職,氏名,連絡先を確認し一旦電話を切り,警察など関係機関に事実を確認する。または,職場や家族など身近な人に相談する。
○IRSからの税金滞納等に関する電話の場合は,同機関に確認する(代表電話800-829-1040,phishing@irs.gov)
5 皆様に被害防止を呼びかける資料とするため,上記のような不審な電話を受けた際には,当館までお知らせください。
在デトロイト日本国総領事館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成