ミシガン州ファーミントンヒルズでA型肝炎への感染事案が多発しています。
ミシガン州オークランド郡保険局は16日、ファーミントヒルズで1週間に8名がA型肝炎に感染したと発表しました。
報道によると、昨年8月から現在までで63件の感染が確認され、一昨年の同期件数5件を大幅に上回っているとのことです。
同保険局は、原因は現時点で判明しておらず調査中としていますが、予防策として、
1:流水と石けんでの最低20秒以上の頻繁な手洗い(特にトイレ、おむつの交換後、食事の準備や飲食の前)
2:感染が疑われる者が身近にいる場合の消毒(特にトイレ、流し、ゴミ箱、ドアノブ、水道の蛇口)
3:感染が疑われる者は調理しない
4:予防接種
を呼びかけています。
厚生労働省のホームページによると、A型肝炎の潜伏期間は2~6週間で、発熱、倦怠感に続き食欲不振、嘔吐など重めの風邪に似た症状となり、更に数日後には黄疸(目や皮膚が黄色くなる症状)が現れる場合があるとのことです。
回復には1~2か月を要し、まれに重症化した場合には死亡する例もあります。
ファーミントンヒルズ周辺にお住まいの方は、関連情報の収集に努めるとともに、感染予防に留意し、感染が疑われる場合には速やかに受診するようお願いします。
在デトロイト日本国総領事館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成