イギリス-治安 テロ情報.001

 
英国にお住まいの皆様へ

 

 
1 今年も8月4日から25日間に渡り、エディンバラ・フェスティバルが開催されます。国際的なフェスティバルの一つとして数えられ、世界各地から大勢の方がこの時期にエディンバラに集まりますが、この時期にあわせてスリ・置き引き・路上強盗・ひったくり犯などが集まって来るようです。ちょっとした注意で、多くの場合は被害を防止できますので、ぜひ次の事項を参照にして素晴らしい時間をお過ごし下さい。

(1)スリ(観光スポットでの写真撮影中、レストランやパブでの食事中に多く発生)

ア 現金や旅券(パスポート)などの貴重品は、ボタンの付いた内ポケット等に分散して携行する(ズボンの後ろポケット等にはまとめて入れない)

イ バッグ類は、取り出し口(ファスナー、口金等)を必ず閉じ、身体の正面に持つ。

ウ 不審な人物から話しかけられても、基本的に相手にしない。また、話しかけられている間、常に荷物から注意を逸らさない(話しかけられてまごついているすきに共犯者がバッグの中身を抜き取ることがあるので注意する)。

エ カフェやパブ、レストランの椅子にバッグやデイパックを掛けたり、テーブルの上に貴重品を置かない。

(2)置き引き(ショッピング中やレストランで椅子やテーブルにバッグを放置した状態で席を離れた時に多く発生)

ア カフェやレストラン、パブ等を利用する際には、テーブルや椅子に所持品を放置した状態で席を離れない。

イ トイレや写真撮影の際等、短い間であっても荷物を放置しない。

(3)路上強盗・ひったくり

ア ブランド品のバッグや財布は狙われる可能性が高いことから、持ち歩く際には十分に注意する。

イ 歩きながらの携帯電話の使用を控える。また、イヤホンで音楽などを聴きながらの携帯操作も控える。

(4)偽警察官

人気のない場所に理由をつけて誘い出され、一瞬警察官証明の様なものを提示され、捜査を理由に金品を没収しようとします。単独で人気のない場所に引き込まれないよう注意しましょう。繁華街、観光地であっても人気のない場所は、危険です。

 
2 警察他からの公的発表はないものの、当地紙は、マンチェスター及びロンドンでのテロ事件を受けた安全対策強化のため、この夏のエディンバラ・フェスティバルのいくつかの会場で手荷物検査が導入されると報じています。なお、同フェスティバル70年の歴史において今回の手荷物検査の導入は、初めてのものとのことです。また、ミリタリー・タトゥーの入口では既に手荷物検査が行われています。

 
在エディンバラ日本国総領事館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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