チュニジアへの旅行を検討中の皆様へ
本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、チュニジアへの旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。
1.特に地方へ移動せざるを得ない場合には,安全なルート・交通手段を選択し,常に連絡が取れる体制を確保するように努めてください。また,治安当局による検問が各主要道路で頻繁に行われていますので,パスポート等の身分証明書を携行する必要があります(紛失にはくれぐれもご注意ください)。また,警察官等の停止命令には従ってください。
2.大統領府,軍・警察関係施設,空港,鉄道等の公共施設,その他重要防護対象施設及びモスク内部の撮影は禁止されています。
3.特殊な取締りとしては,騒音行為を行い住民の生活を乱した者,イスラム教徒に飲酒を勧めた者,公共の場所でめいてい状態にある者等は,15日間の禁固刑及び罰金刑に処されます。
4.買・売春共に6か月から2年の禁固刑及び20~200チュニジア・ディナールの罰金刑,強制わいせつや強姦の罪は5年の禁固刑から極刑と定められ,性犯罪に対しては重刑が科せられます。
5.チュニジアで車を運転する際には国際運転免許証等が必要です。突然の進路変更,信号無視,スピード違反,逆走等,交通法規を遵守しない運転手が多いことから,周囲の車に惑わされることなく,落ち着いて慎重な運転を心掛けてください。地方においては,踏切に遮断機が設置されていないことも珍しくなく,車両と列車が踏切で接触する事故が時折発生しており,線路を横断する際は注意が必要です。
このような交通事情からレンタカーなど車を運転する際は,事故に備えて十分な保険に加入するとともに,万一,事故に遭った場合には,警察,保険会社(あるいはレンタカー会社)に連絡して必要な措置について指示を得るようにしてください。
また,チュニジアでは歩行者優先という考え方がない上,歩道に乗り上げて駐車することが一般的であるため,歩行者にとっても非常に危険な交通環境であることを理解してください。
6.一部のガイドブック等によれば,「銀行の国際キャッシュカードを使って,チュニジア国内のATM(現金自動預け払い機)から現金を引き出すことができる」旨の説明が見られますが,これまでに日本人旅行者が,この説明どおりに現金の引き出しができずに滞在資金に窮した事例が数件あります。国際キャッシュカードを使用する場合には,チュニジアで使用可能か事前にカード発行会社に確認するようお勧めします。
なお,トラベラーズ・チェックは,一部の銀行を除き換金できず,また,買い物の際も多くの場所で利用できませんので注意してください。
7.長期滞在者向け注意事項
現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても届出を行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=113)