香港への旅行を検討中の皆様へ
本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、香港への旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。
1. 香港の建物内及び公共交通機関内では全面禁煙となっており,違反すると最高5,000香港ドルの罰金が科されます。また,公共交通機関内では飲食も禁止されています。
2. 公衆の場所で,ゴミを捨てる,つばを吐く,広告ポスターを不法に貼り付ける,又は犬の糞便で街路を汚したりする者は,1,500香港ドルの定額罰金が科せられます。
3. タクシーを含む乗用車に乗車する際は,後部座席も含め,全員シートベルトの着用が義務づけられています(シートベルト非装着車を除く)。違反すると最高5,000香港ドルの罰金が科されます。
4. 香港・マカオ間の高速フェリーを含め,船舶への搭乗中は,安全のため,シートベルトが装着されている座席では必ずシートベルトを着用されることをお勧めします。
5. 香港では,2014年に香港特別行政区政府庁舎周辺等で座り込みなどの抗議活動が行われ,警官とデモ隊による衝突も発生しています。不測の事態に巻き込まれないようデモや集会の会場等に近づいたりすることのないように注意してください。
6. 16歳未満の児童を付き添いなく家に放置したり,外出させて事故にあった場合,保護責任放棄や児童虐待の罪により罰せられる場合があります。
7. 11歳以上の長期滞在者は香港特別行政区政府発行の身分証明書(IDカード)を常時携帯することが義務づけられています。
旅行者の場合はパスポートの携帯義務はありませんが,警察等に提示を求められる場合があり,場合によってはホテル等まで警察官が同行したうえパスポートを確認されることがあります。
8. 香港では,中国との境界地帯に禁区界線(Closed Area)の立入禁止区域がある他は,特に旅行が制限されている地域はありません。
9. 写真撮影は軍事施設関係が撮影禁止になっていますが,撮影禁止場所にはその旨大きく表示されています。
10. 長期滞在者が滞在中に勤務先を変更する場合,あらかじめ,香港特別行政区政府の入境処から許可を受けずに次の新しい仕事に就いた場合,不法就労として罰せられます。不法就労が発覚した場合は,罰金,強制退去等の厳罰が科せられます。
11. ポルノ写真やわいせつな描写のある漫画等が掲載されている出版物は,取締りの対象となっています。また,映画についてもわいせつな場面のフィルムはカットされます。
12. 売春と賭博は違法となっています。
13. 模造ブランド商品や違法CD-ROM等の商標権・意匠権・著作権を侵害するような商品の製造・所持・販売・購入等は法律で禁じられています(最高50万ドルの罰金,5年以下の懲役刑が科されます)。
ブランド品等は,模造品等の購入を避ける上でも,正規の取扱店で購入するようにしてください。模造品の購入・所持は香港の法律により罰せられることがあり,また,日本でも,国内に模造ブランド品等を持ち込むことは禁じられています。
また,最近楽器の「二胡」などを購入しようとする人も増えていますが,国際条約に基づいて日本への持ち込みが規制(香港関係当局が発給した輸出許可証が必要)されているニシキヘビの皮が使われているのが普通ですので注意が必要です。詳細については在香港日本国総領事館のホームページ( http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/20090507_discuss_jh.html )を参照ください。
14. 不法滞在取締りのため,宿泊施設では警察,入境当局による抜き打ち検査が行われています。
15. 緊急時には,在香港日本国総領事館作成の緊急時電話番号リストhttp://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/docs/contact_list.pdf
をご参照ください。
16. 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=016)