ラオスへの旅行を検討中の皆様へ
本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、ラオス(観光地ルアンパバーン等)への旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。
1.軍施設等立入禁止区域に入り込んだ外国人が地元民兵から銃撃を受けたケースがありますので,進入可否の判断が難しい場所には安易に立ち入らない,または事前に現地旅行会社や現地警察等に立入禁止区域か否かを確認するなど,慎重な行動を心がけてください。
2.政府関連施設や軍事施設等,写真撮影が禁止されている施設や場所がありますので注意してください。また,博物館や寺院等でも一部撮影が禁止されている場合があるので,その都度確認する必要があります。少数民族等一般の人たちを撮影する際には,事前に声をかけて許可を得る必要があります。
3.ラオスでは国を挙げて麻薬の取締り強化を図っています。覚せい剤,大麻,ヘロイン等あらゆる種類の麻薬の所持,持込み,持出し等には厳罰が科せられます。なお,違反した場合の最高刑は死刑が科せられます。
4.観光査証での就労等,外国人の資格外活動は厳しく制限されています。
5.ラオスには,外国人との接触に関し,慣習的な制限が存在します。例えば,外国人を許可なく自宅に宿泊させることは禁止されており,その必要がある場合は,あらかじめその村の村長へ届け出て,村長が警察から許可を取得しておく必要があります。たとえ婚約者であっても,外国人であれば許可なく自宅に宿泊させることはできず,違反した場合はラオス人及び外国人の双方が処罰されます。
6.近年,国際結婚が増えていますが,結婚生活で困難に直面した国籍が異なる父母の一方が,子供を現地の法律に反して母国に連れ去り,大きな問題になる事案が世界各地で発生しています。ラオスにおいても,配偶者の同意等を得ずに子供の居所を移動させることはラオス国内法に違反します。
7.治安維持は政府の基本方針となっており,一般犯罪はもちろんのこと,政治活動,出版活動等についても取締りが厳しく,夜間には市内随所で検問が行われています。
8.外国人には,旅券(パスポート)または身分証明書の常時携行が義務づけられています。特に,夜間の検問時,パスポート又は身分証明書を携行していないと,身分が確認されるまで治安当局に拘束されることがあります。近年,旅券所持に関する取締りが厳しく,旅券不携帯により身柄を拘束されるという例もあります。
9.伝統,風紀を乱すものと判断されるような文化,風俗の流入を著しく警戒しています。売買春についても厳しく取り締まられており,違反者には厳しい刑罰が科せられます。
10.性的被害に遭わないよう,肌を著しく露出する服装は避けてください。
11.銀行及び銀行が運営している両替所以外での不正両替がいたる所(市場内等)で行われていますが,違反者は拘束の上,罰金が科せられます。 昨今偽造米ドル紙幣及びラオスキープ紙幣を製造及び売買していた犯人グループが逮捕されました。ラオスの法律では,通貨偽造及び同行使は厳しく処罰されますし,当局から偽造紙幣に対する注意喚起も発出されています。
12.現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=020)