エジプト-治安 テロ情報.001
【ポイント】
●4月9日,タンタ及びアレキサンドリアのコプト・キリスト教会で爆弾テロが発生しました。イースター期間や4月末のローマ法王の訪問中も含め,今後も同様の事件が発生する可能性に留意する必要があります。
●事件を受けて,エジプト全土に非常事態宣言が発出されました。
●最新情報の入手に努め,テロの標的となりやすい場所を訪れる際には,安全確保に十分注意を払ってください。

☆詳細については,下記の内容をよくお読み下さい。

1 4月9日,首都カイロ北方のタンタ及びアレキサンドリアのコプト・キリスト教会で爆弾テロ事件が発生しました。これらの事件についてISILが犯行声明を発出しています。事件前の2月にISILはエジプトのキリスト教徒を標的とする旨の動画を公開していました。

●4月9日,タンタ市内(カイロ北方約100km)に位置するコプト・キリスト教会において爆発が発生。保健省発表によれば,少なくとも29名が死亡,71名が負傷。
●同4月9日,アレキサンドリアのラムル駅近くに位置するコプト教会において爆発が発生。保健省発表によれば,少なくとも17名が死亡,41名が負傷。

2 上記のテロ事件を受けて,エジプト政府は全土に非常事態宣言を発出しました。治安当局の捜査権限の拡大等の措置を取るとされています。

3 4月16日にはキリスト教の祭日であるイースター,また,4月28,29日にはローマ法王のエジプト訪問が予定されています。これを機に宗教対立を助長することを目的としたテロ事件が発生する可能性に留意する必要があります。

出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成


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